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初心者ガイド

イギリス英語とアメリカ英語の違い|翻訳依頼時の注意点を解説!

「海外向けに英語で発信したいから翻訳を依頼したい」

そう思ったとき、実は重要となるのが「イギリス英語」に翻訳するか、「アメリカ英語」に翻訳するかを決めることです。英語圏に住んでいなければ、あまり意識することはないかもしれませんね。

ですが、どちらも「英語」と呼ぶもののそれぞれに特徴があり、たくさんの違いがあります。適切なほうを使わないと、違和感を与えたり、誤解を生んだりしてしまいます。

そのため、どちらに翻訳するかを見極めることがとても大切です。

この記事では、イギリス英語とアメリカ英語の具体的な相違点や例から、実際に翻訳を依頼する際に押さえたいポイントを紹介していますので、ぜひ参考にしてみてください。

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イギリス英語とアメリカ英語

英語には、「イギリス英語」と「アメリカ英語」があります。

もちろんどちらも英語には変わりませんが、イギリス英語とアメリカ英語のどちらが使用されているかは国によって異なります

これには、歴史的背景や、立地関係が大きく影響しています。

主に、イギリス英語が使用されているのは、その名のとおりイギリスのほか、シンガポール、香港、オーストラリア、ニュージーランドなどです。

イギリス英語は、かつてイギリスの植民地であった地域で使われていることが多いです。

一方、アメリカ英語は、アメリカ、カナダ、フィリピンなどで使われています。

ちなみに、日本の英語教育で教えられているのも基本的にはアメリカ英語です。そのため日本人にとっては、アメリカ英語のほうが親しみやすく感じるでしょう。

翻訳する際には、それを発信したい場所を意識する必要があります。

つまり、対象者がイギリス英語圏であればイギリス英語、アメリカ英語圏であればアメリカ英語を選ぶべきです。

具体的な相違点

では、具体的にイギリス英語とアメリカ英語の相違点を見ていきましょう。主に、以下の4点が異なります。

  • スペルや表記の違い
  • 意味と表現の違い
  • 文法ルールの違い
  • 発音の違い

それでは、いくつかの例をまじえてそれぞれ紹介します。

スペルや表記の違い

まず、ぱっと見てわかるのがスペルや表記の違いです。

たとえばイギリス英語は、「er」「or」「lize」「se」などの表記がアメリカ英語とは異なります。スペルは一目でわかるので、異なったほうを使用してしまうと大変目立ちます。

また、時間や日付の表記といった日常生活に欠かせないものも異なります。

アメリカ英語イギリス英語
center / theater / behaviorcentre / theatre / behaviour
color / labor / favoritecolour / labour / fovourite
realize / finalize / analyzerealise / finalise / analyse
license / offenselicence / offence
12/30/2020 (日付の表記)30/12/2020
one fifteen(時間の表記)a quarter past one

意味と表現の違い

イギリス英語とアメリカ英語では、同じ単語でも意味が違う場合があります。そのため対象読者を意識していないと、誤解を生んだり、意味が正しく伝わらなかったりする場合があります。

たとえば、イギリス英語圏では階数の表現が異なります。イギリス英語圏では1階を「ground floor」だと捉え、2階から「first floor」と数えます。

このような単語を誤って訳してしまうと、混乱を生みかねません。

意味アメリカ英語イギリス英語
1階first floorground floor
ズボンpantstrouser
サッカーsoccerfootball
エレベーターelevatorlift

文法ルールの違い

イギリス英語とアメリカ英語では、文法のルールも若干違います。

文法のルールが沿っていないと、違和感や不自然さが生じてしまいます。

アメリカ英語イギリス英語
持っているhavehave got
必要がないdon’t needneed not (needn’t)

発音の違い

イギリス英語とアメリカ英語では、発音の仕方も異なります。

翻訳が文字媒体の場合には影響しませんが、もし翻訳対象が吹き替え動画等であれば、収録の際に発音の違いも意識する必要がありますのでその点注意してください。

適切なメッセージを伝えるために必要!

イギリス英語とアメリカ英語の違いを意識することは、ターゲットに適切なメッセージを届けるために重要です。

まず、見た目の表記に違和感があると説得力が落ちますし、意味が異なる単語を使えば内容が誤って伝わって混乱を生みかねません。

もし商品を売り出したい場合だったら、顧客は表記のおかしい信用性のないものは購入をためらうでしょうし、内容が誤って伝わったら思わぬ怪我などにもつながってしまう可能性があります。

対象者に対して適切な翻訳を行うことは、どのような場面でも非常に大切です。

イギリス英語に翻訳したい!ポイントは?

実際にイギリス英語に翻訳したいと思った場合に押さえておきたいポイントをまとめました。

イギリス英語圏のバックグラウンド

翻訳者がイギリス英語圏の背景知識を持っていることは、品質確保において重要です。そのため、イギリス英語圏での滞在経験や学習経験があるなど、可能な限りイギリス英語圏のバックグラウンドがある方にお願いするのが適切です。

ネイティブチェックの有無

もし、翻訳者の第一言語がイギリス英語でない場合は、可能であればネイティブチェックを入れるほうが安心です。ネイティブチェックとは、その言語を習得している人に二次的に翻訳をチェックする工程のことです。

ネイティブチェックとは?必要性や費用を徹底解説翻訳会社で必ず行われているネイティブチェックの内容を具体的に解説した記事となっています。その名の通り、ネイティブにも伝わる表現になっているかの確認になるのですが、その重要は非常に大きいです。...

文章の難易度

単純な文章だとそれほど大きな影響はないかもしれませんが、文章がクリエイティブであるほど、それだけその背景知識や微妙なニュアンスの汲み取りが必要になります。

文章の難易度や使用用途に合わせて、イギリス言語圏の知識がどれくらいあると適切か検討するとよいでしょう。

お手軽度順!イギリス英語の翻訳サービス

イギリス英語の翻訳に活用できるサービスと方法として、一般的な4つをお手軽度順にご紹介します。

  1. 機械翻訳
  2. クラウド翻訳
  3. 翻訳会社
  4. 個人翻訳者

以下に、それぞれの特徴とメリット・デメリットをまとめました。よく比較して、どのサービスを利用すべきか吟味してみましょう。

機械翻訳を利用

機械翻訳とは、人間の手を使用せずにAIなどの技術を駆使して機械的・自動的に翻訳を行うものです。

オンライン上で利用できる無料の機械翻訳ツールもあり、最も手軽に試せる手段です。きっと目にしたことのある方も多いでしょう。

機械翻訳でもイギリス英語とアメリカ英語に対応しており、翻訳したいほうを選択できます。

最近では、機械翻訳の精度も以前よりは上がってきていると言われています。ですから、もしその翻訳がそれほど目立つ場所に使用されるのでなければ、機械翻訳で用が足りる場合もあります。

あるいは、文章の構造がシンプルなものであれば、機械翻訳でも問題ないこともあります。ただし、やはり機械では原文の微妙なニュアンスは汲み取れないですし、まだまだ不安定な部分が多くあります。

※機械翻訳から人の手を入れて修正するポストエディットという方法もあります。

クラウド翻訳を利用

クラウド翻訳は、オンライン上で翻訳を依頼すると、対応可能な登録翻訳者が挙手制で翻訳を担当するサービスのことです。近年はこのクラウド翻訳の需要は高まってきています。

クラウド翻訳も初めてでも手軽に使える安価なサービスです。間に翻訳会社を挟まないため、スピーディーにやりとり可能です。

そのため、短納期で翻訳が必要な場合や、翻訳が必要だけれど翻訳会社に頼むほどではない場合などによく活用されています。

ただし、プロの翻訳者だけではなく、基準を超えていれば誰でも登録できるようなシステムなので、翻訳者の品質にはばらつきがあると言えます。

クラウド翻訳で依頼する際には、「イギリス英語に翻訳したい」などと明確に事前に指示を伝えることが重要となります。

翻訳会社に依頼

翻訳会社に依頼すれば、最初から作業フローを一任できるので安心感がありますし、プロの目で最適な判断をしてもらえます。

また、翻訳会社に登録されている個人翻訳者は、登録の際にトライアルと呼ばれるテストに合格しています。さらに、翻訳会社への依頼では複数人の目によるチェックが入るため、比較的安定的な品質を期待できて安心です。

ただし、他のサービスよりはコストがかさむこともあるので、予算次第では依頼が難しいでしょう。

また、個人翻訳者への割り当ては基本的には任せきりのため、ネイティブチェックがあるかどうか、イギリス英語を担当できる翻訳者がどれくらいいるのかなどは事前に確認する必要があります。

イギリス英語に特化した翻訳会社もありますので、優先的に選ぶのもよいでしょう。また、翻訳会社の本社がイギリスかアメリカかなどの情報も選ぶ際に参考にできる可能性もあります。

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個人翻訳者に依頼

個人翻訳者への依頼も一案です。個人翻訳者の場合、直接連絡を取れるため、依頼時に希望を細かく伝えやすく、融通が利く場合も多いです。

翻訳者のバックグラウンドも知ることができるため、実際にイギリス英語圏で暮らした経験のある方に依頼するなどといった工夫ができます。

ただし翻訳の依頼に慣れていないと、個人翻訳者を見つけるのは難しいと感じるでしょう。

サービスを上手に活用して届けよう

イギリス英語とアメリカ英語の違いを理解したうえで、自身のニーズに最も合う適切なサービスを活用することが良い翻訳にするための近道です。

この記事のポイントを押さえ、現地の自然な表現で届けましょう。

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