グローバル化が進む現代では、国境を越えたビジネス展開の需要が高まっています。会社の利益を効率良く上げていくためには、翻訳会社の利用が必須です。
当記事では、翻訳会社の料金相場や利用するべき理由、利用時のポイントについて簡単に解説します。翻訳会社を利用するかどうか検討している人は、最後まで読んで参考にしてみてください。
英語翻訳にかかる料金相場

翻訳する分野/業界や文書種別によって料金が異なります。ここでは、翻訳会社が提示している翻訳料金と、日本翻訳連盟が提示している分野/文書別の料金相場を見ていきましょう。
日英翻訳の料金相場
平均7~35円/1文字
翻訳会社 | 和文→英訳※1 | 英文→和訳※2 |
---|---|---|
WIPジャパン株式会社 | 16円 | 18円 |
翻訳会社ブレインウッズ | 10円~23円 | 12円~24円 |
株式会社グローヴァ | 8円 | 12円 |
翻訳会社ジュピター | 9円~22円 | 16円~30円 |
翻訳会社ブリッジリンク | 13円~25円 | 15円~25円 |
株式会社ジャパンクリエイト | 12円~16円 | 17円~23円 |
※2:英日は原文の英語1ワードあたりの価格
日英翻訳|分野/文書別料金相場
文書の種類/分野 | 和文→英訳(税別)※2 | 英文→和訳(税別)※1 |
---|---|---|
コンピューターマニュアル | 20円 | 28円 |
一般科学・工業技術 | 21円 | 28円 |
金融 | 25円 | 30円 |
経営管理・財務・契約書 | 25円 | 30円 |
医学・医療・薬学 | 30円 | 35円 |
特許明細書 | 30円 | 26円 |
※1:日英は和文原稿の1文字あたりの価格
※2:英日は原文の英語1ワードあたりの価格
引用:日本翻訳連盟(翻訳料金の目安)
翻訳会社の利用をおすすめする理由

ビジネスや研究論文における日英・英日の翻訳が必要になったときは、翻訳会社の利用がおすすめ。しかし、インターネットで調べると無料で使えるAI翻訳も多くありますよね。
では、なぜ翻訳会社を使った方が良いのでしょうか。ここでは、翻訳会社をおすすめする3つの理由を紹介します。
対応できる翻訳者が多く柔軟な対応が受けやすい
国際的な共通言語のため、英日に対応できる翻訳者は多く在籍しています。そのため納期や予算、ネイティブチェックなどの柔軟な対応が可能です。
多くの翻訳会社は世界中に翻訳者を抱えており、幅広いネットワークの中から案件に適合したスペシャリストを探し出します。世界中から翻訳者を探すので、専門性の高い分野/業界であってもスピーディーな対応が可能になるのです。
ビジネスの現場では、スピードと高いレベルの完成度が求められます。グローバルな事業展開において翻訳会社の利用は必要不可欠といえるでしょう。
イギリス・アメリカ英語の違いに対応
英語を主要言語としている国は数多くありますが、国によって微妙な違いがあります。同じ英文でも違う意味になってしまう場合があるので、対象の国に合わせた翻訳が必要です。
「アメリカ英語」「イギリス英語」の違いは有名ですが、厳密に言うと「オーストラリア英語」「カナダ英語」なども違いがあります。簡易的な機械翻訳では、各言語の微妙な違いに対応できません。
翻訳会社に依頼すれば、対象の地域に合わせた絶妙な翻訳が作成できます。各地のネイティブが読みやすい文章を作成できるので、意味やニュアンスの違いが生じることがありません。
専門的な文章からスラングまで自然に翻訳できる
翻訳会社では各種分野/業界に精通したスペシャリストが在籍しています。専門性の高い研究論文やビジネス文書でも、安心して任せられるところが翻訳会社の魅力です。
- 医療・医薬・介護
- 法務・法律
- 金融・経済
- IT・ソフトウェア
- 環境・エネルギー
- 電気・電子工学
- 特許関連
- その他
専門性の高い分野に加え、エンターテインメント分野などスラングが多い文章でも自然に翻訳可能。ネイティブチェックを通し、細かいニュアンスまで丁寧に仕上げます。
翻訳会社を利用するときのポイント

初めて翻訳会社を利用するときは、どこを選べばいいのか迷われることと思います。ここでは、翻訳会社の選び方や利用時のポイントについて解説します。翻訳会社が独自開発している機械翻訳の導入についても触れていくので、参考にしてみてください。
分野/業界や文書種別に適合する翻訳会社を探す
翻訳会社によって、得意な分野/業界や文書種別が異なります。そのため、翻訳したい文書の分野/業界に適合する翻訳会社を選ぶことがポイントです。
研究論文が得意な翻訳会社であれば、研究分野について知識・経験豊富な翻訳者に依頼できます。翻訳だけでなく、海外ジャーナルへの投稿までサポートしてくれる翻訳会社もあるので便利です。
IT分野のローカライズや特許書類など、翻訳会社によって得意な分野はさまざま。翻訳料金だけでなく、得意な分野/業界で選ぶことが事業の成功につながります。
英語以外の翻訳が必要なら多言語対応の翻訳会社
英語以外の翻訳も考えている場合は、多言語に対応している翻訳会社を選びましょう。
翻訳会社の規模によって、対応できる言語数も異なります。多言語翻訳を希望の方は、対応言語が多い会社を選んだ方が、全体的なコストとして安く抑えられるケースもあります。
メールや日常会話で使うなら機械翻訳の導入も検討する
日常会話やメールのやり取りで翻訳が必要な場合は、翻訳会社が独自開発している機械翻訳(AI翻訳)の導入も検討してください。無料で使える機械翻訳よりも精度が高く、各分野/業界に適応しているものもあります。
導入には一定の費用が掛かりますが、開発会社からの保守やサポートが受けられるので安心。海外クライアントとのコミュニケーションの質が向上し、作業効率や利益アップにつながります。
現在、無料の機械翻訳を利用しているのであれば、翻訳会社が開発している有料の機械翻訳(AI翻訳)への切り替えがおすすめです。人による英文校正(ポストエディット)と組み合わせることもでき、低コストで精度の高い翻訳に近づけます。
翻訳会社を利用してグローバルビジネスの利益アップにつなげよう

ビジネス文書や研究論文など、重要な資料を正確に翻訳するなら翻訳会社を利用しましょう。専門的な文章や細かいニュアンス、スラングなども正確に翻訳できます。
ほとんどの翻訳会社では、問い合わせをして無料で見積もりを出してもらうことが可能です。翻訳会社マイスターではプレゼン資料としてそのままお使いいただける資料も無料配布しております。ぜひご活用ください。
