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翻訳分野

学術論文の翻訳とは?料金や依頼前に確認したいポイントも徹底解説

国際学会の発表や学術雑誌に投稿をするなら、日本語で書かれた学術論文を他言語に翻訳する必要があります。そこで利用をされるのが全文翻訳や校閲ができる翻訳会社です。

この記事では、学術論文翻訳にかかる料金や依頼前に確認をしたいポイント、依頼後の具体的な流れなどを紹介します。ぜひ最後まで読んで参考にしてみてください。

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学術論文翻訳の料金

学術論文の翻訳は、翻訳会社によってプラン内容や料金が異なります。ほとんどの会社が文字単価で料金が決まっています。そんな翻訳の文字単価の目安料金を紹介しますので、ぜひ参考にしてください。

和英翻訳における文字単価の目安

有名な学術雑誌も多く、1番使用される機会が多いであろう和英翻訳の目安料金を紹介します。各会社によって値段や内容が異なるため、あくまでも目安料金であり、見積もりを取ることをおすすめします。

最も簡易的なプランでは翻訳やチェックなど基本的なサービスのみで、アフターフォローが充実していない場合が多いです。

平均的なプランは学術雑誌に対応したフォーマット調節などがあり、最も質の高いプランは翻訳会社によって値段の幅が広く、アフターフォローが充実しています。

翻訳会社ごとにプラン内容の詳細は異なりますが、学会や学術雑誌への投稿が初めての場合や、学術雑誌への投稿の支援が必要な場合は質の高いプランを選ぶのが向いています。

普段は自分で学術論文を他言語で執筆しており、翻訳会社に校閲のみを依頼している方は、最も簡易的なプランがリーズナブルで適しています。予算だけではなく、自分の状況に応じてプランを選ぶと失敗しないでしょう。

プラン内容文字単価の目安
最も簡易的なプラン8.6~18円/1文字
平均的なプラン10.8~25円/1文字
最も質の高いプラン13.3~42円/1文字

言語による料金の違い

翻訳会社の選択が多い和英翻訳では、リーズナブルな料金のものがありますが、フランス語やドイツ語など英語以外の言語では翻訳会社の選択が少ないため料金が高くなることがあります。

比較的メジャーな言語は、和英翻訳の中央値とそれほど料金の差はありませんが、和英翻訳と同様に文字単価以外の料金がかかることもあるので、見積もりを取ることが大切です。

学術論文翻訳の目的

研究の成果をまとめた学術論文を翻訳する目的には、大きく分けて国際学会への発表と学術雑誌への投稿があります。翻訳者は研究の成果を正しく伝えるため、言語力以外に専門的な知識も必要です。

特に学術雑誌では、フォーマット調整や好まれる言い回しなどが選択する学術雑誌によって異なるため、ただ日本語を指定の言語に翻訳するだけでは不採択になってしまうことがあります。

大切な研究の成果である学術論文の翻訳を依頼する会社は、翻訳する目的によって選びましょう。

学術論文における全文翻訳と校閲の違い

学術論文を翻訳する場合、全文翻訳と校閲を翻訳会社に依頼をする場合がありますが、この2つは全く異なるものです。

全文翻訳は言葉通り日本語の論文を丸ごと他言語に翻訳をすること、校閲は他言語で書いた論文の文章に問題がないかをチェックすることです。

全文翻訳はボリュームの多い企業の研究所、校閲は他言語で論文を執筆する個人の研究者が利用することが多いです。

また、個人の研究者でも他言語の翻訳に自信がない方や、多忙で翻訳にかける時間を減らしたい方は全文翻訳を利用します。

全文翻訳と校閲では、利用料が大きく異なります。どの翻訳会社でも校閲の方が安価です。他言語で論文を執筆する能力や時間が十分にある場合は校閲を、そうでない場合は全文翻訳がおすすめです。

依頼する前に確認したい3つのポイント

翻訳会社に学術論文を依頼する前に確認したい3つのポイントについて紹介します。大切な学術論文の翻訳を任せる翻訳会社を選ぶためにも重要なポイントなので、ぜひ参考にしてください。

①実績のある翻訳者の所属

翻訳会社に学術論文の翻訳を依頼するにあたって心配になるのは、翻訳者の質です。各翻訳会社では在籍する翻訳者の情報が掲載されているため、そちらを参考に実績のある翻訳者が所属しているかを確認してください。

翻訳会社によっては翻訳者を指名することも可能です。その場合は値段が変更することがあるため、必ず見積もり前の問い合わせ時に翻訳者名と指名したい旨を伝えるようにしてください。

②目的の学会や学術誌への実績

学術論文の翻訳を依頼する場合は、すでに目的とする学会や学術雑誌が決まっているはずです。依頼をしようと考えている翻訳会社に、目的の学会や学術雑誌への実績があるかどうかを確認しましょう。

学術雑誌では、それぞれ基準や好まれる言い回しなど独特な表現があり、それらに対応をしている必要があります。実際に学術雑誌への投稿では学術論文が基準に満たないとリジェクト(却下)されることがよくあります。

目的とする学術雑誌や学会への実績があるかどうかは大切なポイントなので、翻訳会社のホームページ上にある学術雑誌の掲載実績を必ず確認するようにしてください。

③アフターフォローの充実

学会への発表や学術雑誌への掲載が目的の学術論文の翻訳では、翻訳後のアフターフォローが重要となります。

翻訳されて返却された論文を自分でチェックし、さらに修正が必要となった時に対応できる翻訳会社を選ぶといいでしょう。また、必要なアフターフォローは論文の修正だけではありません。

学術論文を希望する学術雑誌に投稿し、審査でリジェクト(却下)されてしまった場合も、アフターフォローが充実している翻訳会社であれば審読コメントの対策もできます。

無料で何度も担当翻訳者に相談ができるなどもアフターフォローの1つです。翻訳会社に依頼する前に、申し込もうとしているプランのアフターフォローの内容が充実しているかを確認するようにすることがおすすめです。

翻訳を依頼した後の具体的な流れ

実際に学術論文の翻訳を翻訳会社に依頼する場合の流れと注意点について、お問い合わせからアフターフォローまで具体的に紹介していきます。

①問い合わせ・見積もり

問い合わせをする前に上記で紹介した3つのポイントや機密保持契約など論文に対する守秘義務契約があるかなどを確認してください。翻訳者の指定があれば問い合わせの際に一緒に確認をしてください。

料金は文字単価以外にもかかってくることがあります。問い合わせから見積もりまでも時間がかかるため、同じタイミングで数社の翻訳会社に見積もりを取ることをおすすめします。

②翻訳~納品時

実際に翻訳を依頼する会社が決まった後は、具体的に翻訳についての話をします。目的とする学会や学術雑誌など読み手の対象や、直訳調か意訳かなど希望をできるだけ細かく相手に伝えていきましょう。

納品後は翻訳が希望通りに行われているのかを必ず確認するようにしてください。納品後の修正に関しては、依頼をした翻訳会社やプランによって異なります。

③支払い~アフターフォロー

納品後に支払いをしますが、翻訳会社によっては先払いの会社もあるので注意をしてください。翻訳後に再校正や査読コメントの対策、再フォーマット調整などアフターフォローを最大限に利用しましょう。

特に質の高いプランを利用した場合は、学術雑誌への投稿サポートがあります。このサポートでは、学術雑誌から修正を要求された際に利用ができます。

また、支払いから1年ほど期間が空いてしまっても、長期間アフターフォローをしている会社であれば対応期間内の可能性があります。

すぐに使用するサービスがない場合も、期間や利用できるサービスの内容を確認しておくことがおすすめです。

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予算や目的が合う会社に学術論文の翻訳を依頼しよう

翻訳会社によって料金やプラン内容、翻訳実績は様々です。翻訳会社の全文翻訳ではただ日本語を他言語に翻訳するだけではなく、学術雑誌に合わせた言い回しやフォーマット調整などができます。

また、普段は校閲を利用している方も、翻訳会社に依頼をすることで負担を軽減させることができます。

学術論文を翻訳する目的である学会や学術雑誌への実績や、予算に合う翻訳会社に学術論文の翻訳を依頼するのがおすすめです。

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