インド企業との取引や、インドへの企業進出にヒンディー語翻訳は欠かせません。ヒンディー語を公用語としている国はあまりありませんが、インドの人口の多さが牽引する形で使用人口は世界で3番目に押し上げられており、翻訳需要の高い言語です。
ただ、ヒンディー語の翻訳が必要となったときに、どこに頼めばよいかわからないと悩んでいる方も多いのではないでしょうか。この記事では、ヒンディー語翻訳において翻訳会社を選ぶときに大切な3つのポイントをあげて、オススメの翻訳会社を紹介していきます。
- 翻訳の分野は専門的か
- 文章は社内向けか社外向けか
- 継続的に翻訳が必要になるか
ヒンディー語翻訳の際の注意点なども解説していきますので、おすすめの翻訳会社を知りたい人はぜひとも参考にしてみてください。
翻訳会社マイスターでは翻訳会社22社で徹底比較を行い「品質重視」「コスパ重視」「価格重視」の3つの視点からおすすめの翻訳会社を選定しました。翻訳会社選びに迷っている方はぜひ参考にしてください。
ヒンディー語翻訳におすすめの翻訳会社5社一覧表
WIPジャパン | 翻訳センター | サンフレア | ブレインウッズ | クリムゾン・ジャパン | |
料金 (日本語⇒ヒンディー語) | 問い合わせ | 問い合わせ | 問い合わせ | 問い合わせ | 問い合わせ |
料金 (ヒンディー語⇒日本語) | 問い合わせ | 問い合わせ | 問い合わせ | 問い合わせ | 問い合わせ |
品質 | 翻訳意図の丁寧な説明あり | 納品後のアフターサービスが徹底 | 品質担保の説明あり | 徹底した進捗、品質体制を用意 | 専門分野に精通した博士号取得者による翻訳 |
スピード | 4営業日以内 | 不明 | 4営業日以内 | 不明 | 3営業日以内 |
実績 | 取引企業数:累計約7,000社 | 取引企業数:累計約4,400社 | 取引企業数:年間1,000社 | 取引企業数:年間1,000社 | 様々な専門分野の翻訳実績あり |
知名度(検索数) | 170 | 2900 | 1900 | 390 | 110 |
翻訳言語数 | 139ヵ国語 | 80ヵ国語 | 70ヵ国語 | 12ヵ国語 | 50ヵ国語 |
総合評価 | フォローアップが丁寧! | 知名度はあるが費用感は合わない | 丁寧な対応と料金の安さは魅力的 | 単発の依頼は難しい | 初心者が依頼するには不向き |
ヒンディー語翻訳におすすめの翻訳会社5選
今回は、ヒンディー語翻訳を依頼するのにおすすめな5つの翻訳会社をご紹介します。料金や品質はもちろん、これまでの実績や担当者の対応などを総合的に評価して作成したランキングです。どの会社も、品質やコスパに優れた会社ばかりですよ。
1.WIPジャパン
料金(日本語⇒ヒンディー語) | 問い合わせ |
料金(ヒンディー語⇒日本語) | 問い合わせ |
品質 | 翻訳意図の丁寧な説明あり |
スピード | 4営業日以内 |
実績 | 取引企業数:累計約7,000社 |
知名度(検索数) | 170 |
翻訳言語数 | 139ヵ国語 |
総合評価 | 担当者のフォローアップが丁寧に行われており、初めての翻訳でも安心 |
会社説明
WIPジャパンは、アメリカやヨーロッパからアジア・アフリカまでカバーするグローバルネットワークを駆使して事業を展開している翻訳会社です。
約6,500人の翻訳者と提携して、世界139言語への翻訳および210カ国でリサーチできる体制を整えています。また、一人ひとりの翻訳者が専門性をいかして、多種多様な分野の翻訳に対応可能です。全言語でネイティブ翻訳者を採用しているWIPジャパンでは、ヒンディー語翻訳においても翻訳試験をはじめとする厳しい審査に合格したプロの翻訳者が翻訳を行っています。
初めて翻訳を依頼する場合でも、担当者が丁寧に対応をしてくれるので、翻訳会社を探している人に最もおすすめできる翻訳会社です。
WIPジャパンの口コミ
クオリティーが高いぶん、他社と比較して翻訳料金は必ずしも安くはないかもしれませんが、私たちはもともと少量しか依頼していないのでそこまで負担にはなりませんし、それよりもクオリティーを一定に保つことを重要視しているので満足しています。
引用元:WIPジャパン公式HP お客さまの声
2.翻訳センター
料金 (日本語⇒ヒンディー語) | 問い合わせ |
料金 (ヒンディー語⇒日本語) | 問い合わせ |
品質 | 納品後のアフターサービスが徹底 |
スピード | 不明 |
実績 | 取引企業数:累計約4,400社 |
知名度(検索数) | 2900 |
翻訳言語数 | 80ヵ国語 |
担当者の対応 | 電話で丁寧な説明でとても好印象 |
総合評価 | 知名度はあるが費用感は合わない |
会社説明
翻訳センターは、上場企業や官公庁からの依頼も多く、実績豊富で信頼感が高い翻訳会社です。
同社では、翻訳の品質を向上させるために「品質管理推進部」という部署を設置しており、専門性や読みやすさなど20の観点から翻訳者を評価しています。こういった特徴的な取り組みに加えて、納品後60日以内なら何度でも質問できるなど、サポート体制も万全です。万が一、納品された内容に満足できない場合でも、無料で修正および再構成を行ってくれるので、高品質の翻訳が期待できます。
一方で、料金水準は高めのため、初めて翻訳を依頼する場合はとまどってしまうかもしれません。高いコストを払ってでも、高品質な翻訳を希望する方は、検討してみてはいかがでしょうか。
翻訳センターの口コミ
事後の質問にも的確にアドバイスを迅速に頂きました。感謝申し上げます。
引用元:翻訳センター公式HP お客様の声
3.サンフレア
料金 (日本語⇒ヒンディー語) | 問い合わせ |
料金 (ヒンディー語⇒日本語) | 問い合わせ |
品質 | 品質担保の説明あり |
スピード | 4営業日以内 |
実績 | 取引企業数:年間1,000社 |
知名度(検索数) | 1900 |
翻訳言語数 | 70ヵ国語 |
総合評価 | 丁寧な対応と料金の安さは魅力的 |
会社説明
サンフレアは、翻訳サービスやクリエイティブ制作、コンサルティングなどのサービスを展開している翻訳会社です。創業は1971年と歴史もあり、翻訳だけにとどまらないトータルサポートで、企業のグローバルビジネスを成功へ導いています。
同社には、専門的な知識を持った翻訳者が約6,000名在籍しており、豊富な翻訳者の中から適切な人材を選定することが可能です。また、クロスチェックを行うことにより、翻訳品質を向上させています。さらに、同社のエンジニアがプロジェクト単位のツールを開発し、翻訳精度の向上をサポートします。
コスト面でも優れており、費用を抑えたいと思っている方には特におすすめの翻訳会社です。
サンフレアの口コミ
自分たちは翻訳以外の仲裁の準備に専念できたので、翻訳を依頼してよかった。追加翻訳が必要になったときも、関連案件の用語に合わせて翻訳してくれたので、ほとんど修正がなく、チェックの時間が少なくてすみました。他の先生にもぜひサン・フレアさんをおすすめしたいです。
引用元:サンフレア公式HP お客様の声(法律事務所)
4.ブレインウッズ
料金 (日本語⇒ヒンディー語) | 問い合わせ |
料金 (ヒンディー語⇒日本語) | 問い合わせ |
品質 | 徹底した進捗、品質体制を用意 |
スピード | 不明 |
実績 | 取引企業数:年間1,000社 |
知名度(検索数) | 390 |
翻訳言語数 | 12ヵ国語 |
総合評価 | 単発の依頼は難しい |
会社説明
ブレインウッズは、機械翻訳と専門スタッフによる校正・仕上げを組み合わせたAI自動翻訳サービスを導入している翻訳会社です。これにより、大量にある文書の翻訳や自社に自動翻訳を導入したいといった企業の要望にも応えています。
同社では、各言語から日本語への翻訳や、日本語から世界中の言語への翻訳を行っており、アジア言語では、タイ語、ヒンディー語、インドネシア語などに対応可能です。日本語から各言語へ翻訳する際には、ネイティブ翻訳者の翻訳またはネイティブ校正者が原稿のチェックを行います。
ただ、基本的に単発の依頼は受けていないため、継続的に依頼する場合の候補として検討してみてはいかがでしょうか。
ブレインウッズの口コミ
納期が正確かつスピードが速いので良い印象を持ちました。翻訳内容についても意思疎通がスムーズにできたと思います。次回の翻訳もお願いすると思います。
引用元:ブレインウッズ公式HP お客様の声(金属加工販売会社)
5.クリムゾン・ジャパン
料金 (日本語⇒ヒンディー語) | 問い合わせ |
料金 (ヒンディー語⇒日本語) | 問い合わせ |
品質 | 専門分野に精通した博士号取得者による翻訳 |
スピード | 3営業日以内 |
実績 | 様々な専門分野の翻訳実績あり |
知名度(検索数) | 110 |
翻訳言語数 | 50ヵ国語 |
総合評価 | 初心者が依頼するには不向き |
会社説明
クリムゾン・ジャパンは、世界的規模のネイティブチェッカーが常駐している翻訳会社で、リーズナブルかつ短納期による柔軟な対応が可能です。法人・企業向けの産業翻訳をメインに翻訳サービス・ネイティブチェックを提供しています。
修士や博士の学位を有し、専門分野に精通した翻訳者が翻訳を行っており、書籍翻訳、金融・経済、テクノロジーなどの様々な専門分野に対応できます。
また、ヒンディー語翻訳では、プロの翻訳者が作業した後にネイティブが翻訳原稿の間違いを修正するグラマーチェックを行っており、ネイティブの文章と比較しても遜色のないクオリティの高い訳文に仕上がります。
クリムゾン・ジャパンの口コミ
期待を裏切らない素晴らしい翻訳を納品してくれました。クリムゾン側から積極的にコミュニケーションを図り、厳しい納期を守ってくれたおかげで、ナレンドラ・モディ首相による営業開始の式典前に準備を完了することができました。(インド国際取引所様)
引用元:クリムゾン・ジャパン公式HP お客様の声
ヒンディー語翻訳の目安料金
日本語→ヒンディー語 | 1文字15円~ |
ヒンディー語→日本語 | 1ワード24円~ |
英語→ヒンディー語 | ワード20円~ |
料金は、選ぶ翻訳会社や依頼する文書の難易度によって異なります。翻訳目安料金としては、日本語からヒンディー語が1文字15円から、ヒンディー語から日本語が1ワード24円から程度です。
日本語以外の言語に翻訳する場合は、多言語に対応している会社を選ぶと同時に依頼ができて便利です。対応している言語は翻訳会社によって異なりますが、英語などメジャー言語は対応しているでしょう。
英語への翻訳目安料金は、1ワード20円から程度です。特急料金や翻訳証明書の発行など別途で料金がかかる場合や、最低受注額が定められていることがあります。
文字単価の料金だけでは収まらない場合があるため、気になる翻訳会社を見つけたら見積もりを取ることをおすすめします。
ヒンディー語はインドの連邦公用語
インドの北部と中部で使用されている言語で、インドの連邦公用語とされています。また、オセアニアにあるフィジーでは、ヒンディー語とフィジー語の混ざったフィジー・ヒンディー語が使用されています。
使用する国は少ないものの、使用人口は世界で3番目に多く、翻訳の需要がある言語だといえます。
個人依頼だと翻訳は難しい
日本語と文法に類似点があるものの、異なる点も多く個人での翻訳が難しい言語です。個人での翻訳が難しいヒンディー語の特徴について紹介します。
日本語と相違点がある文法
日本語とでは語順など類似点があることが知られていますが、名詞の性や動詞の活用など相違点も多くあります。ヒンディー語の翻訳をする前に知っておきたいヒンディー語の文法について解説します。
語順は日本語と同じSOV型
ヒンディー語の語順は、日本語と同じ主語・目的語・動詞の順番のSOV型です。日本人がヒンディー語を学ぶ際には、語順が同じことが大きな助けになります。しかし、翻訳をする際の難易度は下がりません。
同じ語順同士の方が機械翻訳を行うとスムーズに翻訳ができる場合が多いですが、英語やスペイン語などメジャーな言語と比較するとマイナー言語は翻訳精度自体が低くなります。
また、語順は同じものの、名詞の性や動詞の活用などが異なります。機械翻訳精度は低く、ビジネス用文書では使用しない方が賢明です。
2つの性がある名詞
日本語と語順が同じですが、名詞には日本語にはない2つの性があります。全ての名詞が男性名詞と女性名詞の2つに分かれ、名詞の性によって形容詞の形などが変化します。
名詞には性以外に英語のように単数、複数も分かれているため、日本語を使っている人からすればなじみのない表現です。
語形変化する動詞
動詞は語幹があり、その点は日本語と似ています。日本語で表現すると「食べル」「食べタ」「食べロ」などカタカナの以外の共通する部分が語幹です。
同様に、語幹があり語尾の変化で現在や過去、命令などを表します。しかし、日本語とは異なり名詞の性や数によって語形の形がさらに変化します。
このように語幹のある語形変化する動詞は日本人にもなじみがありますが、日本語よりも複雑な語形変化をし、文字になじみもなく翻訳が困難なことに変わりはありません。
独特なデーヴァナーガリー文字
個人翻訳が困難な理由の1つとして、独特なデーヴァナーガリー文字があります。デーヴァナーガリー文字は母音と子音の組み合わせで構成されており、ネパール語にも使用されています。
英語などのラテン文字とは全く異なる表記のため、日本人からすると全くなじみのない文字で、初見では見分けることも大変でしょう。
子音同士が結合して独特の結合文字を作ることもあり、自然な表現をするためにはヒンディー語ネイティブでなければ困難です。
日本語よりも複雑な発音
母音のア・イ・ウは日本語と同じような発音ですが、エ・オの2つは少し異なります。また、子音は有気音と無気音に分かれており、日本語よりも複雑な発音が多いです。
読みを知りたい場合は、ルビ振りサービスを依頼できる翻訳会社を選ぶのがおすすめです。
ヒンディー語の翻訳における注意点!
地域による違いが多いなど、翻訳における注意点がいくつかあります。翻訳を検討している方はぜひ参考にしてください。
地域による言語・方言の違い
インド国内の「言語の違い」「方言の違い」について注意が必要です。
インドでは20以上の言語が存在する
連邦公用語とされているため、インド全土で通じると勘違いされます。実際には、インドでは他にも20以上の指定言語があります。
例えば、南インドで使用されているタミル語や東インドで使用されるオリヤー語などがあります。特にタミル語は使用人口が7000万人ほどおり、南インドがターゲットの場合はタミル語に翻訳する場合もあります。
同じインド国内で使用されていますが、異なる言語のため文法や語彙などが違います。インド国内で翻訳が必要となる場合は、ターゲット地域の言語に合わせる必要があります。
東ヒンディー語と西ヒンディー語
20以上の言語があるインドでは、さらに東と西で方言があります。アワディー語などがある東は西よりも使用人口が多いのが特徴です。
西は使用人口が東よりも少ないものの、インドの首都であるニューデリーが使用されているため翻訳需要の高い言葉です。
どちらの方言に対応しているのかターゲット地域を確認することが大切です。
ヒンディー語以外の言語や東西で異なる方言の違いに対応できる翻訳会社を見つけよう!
デーヴァナーガリーの文字化けトラブル
デーヴァナーガリー文字を使用しますが、翻訳後の文章を別のファイルへ編集する時に文字化けをする恐れがあります。
文字化けの原因としては、編集ツールがデーヴァナーガリー文字に対応していない場合、翻訳時に現地のフォントで作成した場合などがあります。
特殊な文字のためどうしても文字化けトラブルが出てしまいます。文字化けなどレイアウト上のトラブルが心配な場合は、編集まで依頼できる翻訳会社を選ぶと安心です。
翻訳データをファイル管理するなら、文字化けトラブルに備えて編集まで依頼しよう!
インド式数字の表記ルール
1~100までの数字が全て違う単語で表現されます。独特の表現にも注意が必要ですが、さらに算用数字を使用する時も気を付ける必要があります。
インドでは算用数字を使用する時は2桁ごとに区切って表記するため、翻訳後の編集で数字を記入する際は2桁ごとに区切るようにしましょう。
インド数式の改行を理解した翻訳会社を見つけよう!
代用不可能な類似言語
パキスタンで使用されているウルドゥー語やネパールで使用されているネパール語と文法や語彙が似ている言語です。。
特にウルドゥー語は文法がほとんど同じで、話し言葉になるとヒンディー語とそっくりです。
ウルドゥー語で代用できそうですが、語彙や文字に相違点が多く、書き言葉は異なるため翻訳をする場合はウルドゥー語で代用できるわけではありません。
ヒンディー語とウルドゥー語などを同時に翻訳したい場合でも、それぞれの言語に翻訳する必要があります。
ヒンディー語に類似した言語の同時翻訳は避けよう!
ターゲット地域に合わせてヒンディー語翻訳を依頼しよう
個人での翻訳が難しいヒンディー語は、翻訳する際に注意が必要な言語です。翻訳のターゲット地域に合わせて、信頼できる翻訳会社に依頼しましょう。
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